France | フランス
ボルドー オー・メドック シャトー・サン・タオン
Bordeaux Haut-Médoc CHATEAU SAINT AHON

モンテスキューも所有していた由緒あるシャトー
シャトー・サン・タオンは、18世紀には『法の精神』で三権分立論を提唱したことで名高いモンテスキューが所有していたこともある由緒あるシャトー。ボルドーの市街地から20分ほどのオー・メドック地区に位置しています。
シャトー・サン・タオンはフランス革命の時に一度破壊されましたが、ナポレオン皇帝時代の1875年に現在のルイ13世時代の建築様式に再建されました。現在この建物は文化財登録されています。1985年にはルイ14世時代財務大臣を務めたコルベール氏の直系の末裔であるベルナール・ド・コルベール氏が67代目当主となりました。
現在、40ヘクタールの所有地のうち30ヘクタールにぶどうが植えられています。2003年からはコルベール氏の娘のフランソワとその夫ニコラがパリから戻ってこのシャトーを支えています。『高品質のぶどうだけが高品質のワインを生む』との強い信念からワイナリー運営を改革。具体的には、畑の区画分け管理、排水設備、環境に優しい農法の採用のほか醸造における温度管理や適切な樽選定を推し進めました。その結果10年の時を経てサステナブル農法で高い環境基準を満たした場合にのみ認められるレベル3に認定されました。今日ではワインツーリズムにも力を入れています。
ボルドー オー・メドック シャトー・ラローズ・ペルガンソン
Bordeaux Haut-Médoc CHATEAU LAROSE PERGANSON
シャトー・ラローズ・ペルガンソンは、ポイヤックに隣接、サンジュリアンにもほど近いオー・メドックのサン・ローランに立地。この地は周囲にメドック格付けのシャトーが数多く散在する場所です。
1719年、当時国王の参事を務めていた ジャン・ピエール・デュ・ポンテ氏がドメーヌ・ペルガンソンの地を取得。彼の死去に伴い彼がサン・ジュリアンに所有していた土地は長男のポンテ・カネ氏に、このサン・ローランの土地は下の息子の ポンテ・ペルガンソン氏に譲られます。ペルガンソンの名が世に広く知れ渡るようになったのは、ブローカーのロートン氏がペルガンソンの1742年ヴィンテージを後のメドック格付け5級クラスと同等と評価した時でした。そしてシャトー・ポンテ・ペルガンソンにラローズの名が付されるようになったのは1830年代、のちにサン・ジュリアン2級のシャトー・グリュオ・ラローズの所有者となる ヘンリー・デラローズ氏 がペルガンソンの所有者に名を連ねてからです。これよりポンテ・ペルガンソンはラローズ・ペルガンソンになりました。その後、フィロキセラやベト病に苦められる暗黒時代と停滞期を経験。ラローズ・ペルガンソンが再び復活を遂げることになったのは、1963年当時のオーナーがボルドー大学の醸造学者であり、”現代醸造学の祖”とも称られるエミール・ペイノー氏の指導を仰いでからです。1986年に現在の所有者の手に渡ってからは、収量をさらに少なくして品質本位の醸造法を徹底。
シャトー・ラローズ・ペルガンソンは、テロワールに恵まれた畑で手摘みされたぶどうを丁寧に選果・醸造することでオー・メドックの素晴らしさを余すところなく表現しています。サステナブル農法採用。ワイン専門誌『デカンター』で4年連続ベスト7に入賞(2010年ヴィンテージは1位受賞)するなど、クリュ・ブルジョア級の中でも格別の評価を受け続ける逸品です。
ボルドー・シュペリュール シャトー・ラ・フランス
Bordeaux Supérieur CHATEAU LA FRANCE
シャトー・ラ・フランスはボルドーとサンテミリオンの中間地点、アントル・ドゥ・メールに90ha のぶどう畑を有するシャトー。2009年に現在のモテ家の所有になって以降、ぶどう畑と醸造所への大掛かりな投資が行われてきました。モダンな宿泊施設を配しワインツーリズムにも力を入れています。シャトーを訪れてまず目に入るのが高さ12m、重さ6トンの巨大な雄鶏のモニュメント。2010年にイタリアの彫刻家のジョルジュ・ソルテール氏により8ヵ月の月日をかけて製作されました。90ha のうち80ha に赤ワイン品種(70%メルロ、10%カベルネ・ソーヴィニヨン、10%カベルネ・フラン、10%マルベック)、10ha に白ワイン品種(50%セミヨン、50%ソーヴィニヨン・ブラン)が植えられています。近代的な醸造設備は常に安定した品質を保証してくれます。
ボルドー シュヴァル・カンカール
Bordeaux CHEVAL QUANCARD

1844年、初代ピエール・カンカールが創業。以来、優良なシャトーを自社所有とすることでボルドーにおける有力生産者としての地位を確固たるものにしてきました。1982年、社名を『シュヴァル・カンカール』(*シュヴァルはフランス語で『馬』の意)に変更し、1998年には、現在のカルボン・ブランの地にボトリングと貯蔵の施設を移転・建築して世界市場に向けた供給体制を確固たるものにしました。
ボルドー オロー・ベイロ
Bordeaux HOREAU BEYLOT

1740年、初代アーノルド・ベイロにより、サンテミリオンとポムロールの銘醸生産地のちょうど中心部に設立された由緒ある生産者でありネゴシアン。19世紀にアーノルドの孫娘がオロー氏と結婚したことから現在の社名となりました。フロンザックとサンテミリオン、ラランド・ド・ポムロール、ポムロールに22のシャトーを所有し、オロー・ベイロの名のもと、この地の優良ワインを2世紀以上の長きにわたり扱ってきました。同社は、シャトー・マルゴーやシャトー・オー・ブリオン等銘醸ワインのアン・プリムール(先物取引)でも知られています。
ブルゴーニュ メゾン・アンリ・ド・ヴィラモン
Bourgogne HENRI DE VILLAMONT
アンリ・ド・ヴィラモンは、サヴィニィ・レ・ボーヌ村に本拠をおくドメーヌであり幅広くワインを手掛けるネゴシアンです。ドメーヌ設立は1889年。当時の最高水準の技術の粋を集め、8年もの歳月と莫大な資金を投じて建設された地下カーヴは、面積4000平方メートル、天井の高さが6メートルもあり、歴史的遺産としての価値が高く評価されている建造物です。今も数々の逸話が語り継がれる伝説のカーヴであり、サヴィニ・レ・ヴォーヌのランドマーク的存在でもあります。アンリ・ド・ヴィラモンは1964年よりスイスのシェンクグループの傘下に入りました。2005年には200万ユーロを投じて醸造施設の近代化をはかり、ムルソー出身のベテラン醸造家ピエール・ジーン氏を醸造責任者に招聘。さらに優良畑の獲得にも積極的に乗り出してきた結果、アンリ・ド・ヴィラモンは今やシャンボール・ミュジニー村随一の所有者となりました。ブルゴーニュ最高設備を誇る醸造所と歴史的遺産としても名高いこのカーヴは、ヴィラモンの高品質ワインを確約してくれています。
ブルゴーニュ ドメーヌ・セリーヌ・フレデリック・ゲゲン
Bourgogne Domaine Celine & Fredelic GUEGUEN
ドメーヌ・セリーヌ・フレデリック・ゲゲンは2013年に新たに設立されたばかりのシャブリとグラン・オーセロワを拠点とする若いドメーヌです。
セリーヌはシャブリの有名ドメーヌ、ドメーヌ・ジャン・マルク・ブロカールの愛娘。夫のフレデリックはジャン・マルク・ブロカール後継者のジュリアンとともに15年間にわたりこのドメーヌを支えてきました。ドメーヌ・ゲゲンのワインはジャン・マルク・ブロカールと同じく、ミネラルと溌剌とした酸、果実味が持ち味のシャブリらしいスタイル。オーク樽をあえて使わず生き生きとした果実感を表現しています。土地固有の持ち味を十分に引き出した生命力溢れるワインを造るため、農薬は一切使いません(オーガニック申請予定)。ドメーヌ・ゲゲンの畑はキンメリジャン期の石灰岩と泥灰岩の層で形成された場所にあります。ぶどうの成熟を見計らい新鮮なうちに醸造工程に回すために収穫はすべて機械で行います。醸造・ボトリング・熟成までの全工程はドメーヌ・ジャン・マルク・ブロカールと同じ施設で行っています。
ブルゴーニュ メゾン・ジャフラン
Bourgogne MAISON JAFFELIN

ジャフランの歴史はボーヌ旧市街の中心地にあるノートルダム教会とともにあります。この教会のセラーでは何世紀にも渡り教会や王家のためのワインが保存されてきました。ジャフランは1816年にこのセラーを取得しワイン造りを始めた200年の歴史を誇るメゾンです。生産量は少なく知名度は必ずしも高くないものの、伝統的なブルゴーニュの味わいを感じさせる信頼に足るワインを造っており、『ブルゴーニュで最も小さな偉大なメゾン』と呼ばれています。2004年には生産設備を一新するとともに、醸造責任者としてマリネッティ・ガルニエ氏を招聘。彼女はブルゴーニュに生まれ育ち、ブルゴーニュ大学で醸造学を専攻、4つのドメーヌで修業しグランクリュの醸造にも成功した実力者。丁寧に手摘みされたぶどうを理想的な設備環境のもとで醸造しています。
ブルゴーニュ ドメーヌ・ミッシェル・グロ
Bourgogne DOMAINE MICHEL GROS

現在の当主のミッシェル・グロ氏はグロ家直系の6代目。ブルゴーニュ伝説の造り手として名高い”ジャン・グロ”氏の長男です。単一畑のクロ・デ・レア、ヴォーヌ・ロマネ1級畑、ニュイ・サンジョルジュ2区画、ヴォーヌ・ロマネの2区画とACブルゴーニュの1区画を相続し、ぶどう生産から瓶詰めに至るまで 熟達した技術と知識で監修しています。彼のワインを一言で表現するならば、優雅でエレガント。品質の安定感には定評があります。
ブルゴーニュ ドメーヌ・パラン
Bourgogne DOMAINE PARENT

ドメーヌ・パランの歴史は17世紀半ばのヴォルネイにまで遡ります。隣村のポマールに移転したのが1803年。ここから現在のドメーヌ・パランの輝かしい歴史が始まります。パランのワインの特徴は、エレガントさと力強さ。かつては アメリカ大統領トマス・ジェファーソンにも愛されたと伝えられるブルゴーニュの名門ドメーヌです。
ブルゴーニュ ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール
Bourgogne DOMAINE GROS FRERE ET SOEUR

”ジャン・グロ”氏の次男として生まれたベルナール・グロ氏。1980年より、叔父母の”ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール”を引き継ぎました。クロ・ヴージョ、エシェゾー、グラン・エシェゾー、リシュブールにグラン・クリュを所有する名門ドメーヌ。生き生きとした果実味を感じさせるパワフルなスタイルが持ち味です。
ブルゴーニュ ドメーヌ・レジス・ルー
Bourgogne DOMAINE REGIS ROUX
サントーバンで1885年以来、高品質ブルゴーニュワインを造り続けるドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス。コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、コート・シャロネーズ等に70ヘクタールの畑を所有し、グランクリュを初めとする数々の優良銘柄を醸造する屈指のドメーヌ。生産量はサントーバンでは随一、コート・ドール地区全体においては7番目に大きい生産者です(ドメーヌとしての規模。メゾンとしては10番目)。1997年からはブルゴーニュで培った醸造ノウハウを元にラングドックの自社畑でより親しみやすいIGPワインを手掛けるなど積極的な事業展開も行っています。
ドメーヌ・ルーのモットーは、「ブドウの持つデリケートなアロマや味わいを表現すること」。除草剤は用いず、ぶどうは100%手摘みで丁寧に収穫。すべてのワインにはマロラクティック発酵を施し、熟成にはフレンチオーク樽を使用。ただしブドウ本来の果実味を生かすため、ワインのタイプにより新樽は15%から40%程度に抑え6ヵ月から18ヶ月ほどの時をかけてじっくりと熟成させています。さらに繊細で複雑な味わいを損なわないようフィルタリングは最小限に留めています。現在の醸造責任者は5代目のセバスチャン・ルー。ドメール・ルーの醸造スタイルはフランス国内外で高く評価されており、トゥール・ダルジャン等数多くのミシュラン星付きレストランのほか日本航空ファーストクラスにも採用されています。2013年に長らく日本市場を担当し、ドメーヌ・ルーにおいては畑の責任者を務めているレジス・ルーが満を持して自らの名前を冠したブランドを立ち上げました。『ドメーヌ・レジス・ルー』はレジスが大好きな日本のお客様のために特別に立ち上げたブランドです。
レ・ゼリティエール・ド・ラ・ノーブル・カベルネ・ソーヴィニヨン
プレモン
PLAIMONT
プレモンは、南西地方のピレネー地区のサンモンに拠点を置く協同組合。1974年、Plaisance、Aignan、Saint Mont の3つ協同組合が統合して設立されました。Plaimont の社名はこの3つの村の頭文字に由来します。
マディラン、パシュラン・デュ・ヴィク・ヴィル、サン・モンの3つのAOC と IGPコート・ド・ガスコーニュから個性的でコストパフォーマンスの高い商品を造りだしています。プレモンでは、1800年代後半ヨーロッパを襲ったフィロキセラ禍を生き延びたフランスでも稀な200年前の古木が現存し未だに実をつけており、この古いブドウ園はフランスの国家遺産に認定されています。また、非常に古い土着品種の栽培・復興にも力を入れており、研究者らの注目を集めています。
ロワール ファミーユ・ブーグリエ
Loire FAMILLE BOUGRIER

1885年設立。家族5代で受け継がれてきたワイナリー。ロワール渓谷はフランスの”エッセンス”と称される風光明媚な地域。中世の歴史的価値のある古城とぶどう畑が300マイルに渡り広がっています。ファミーユ・ブーグリエは、ロワール川流域のトゥーレーヌ、アンジュー、ミュスカデの3地区の800ヘクタールのぶどう畑からフレッシュで爽やかなワインを生産しています。
Italy | イタリア
ピエモンテ モランド
Piemonte CASA VINICOLA MORANDO
モランドは19世紀後半に設立された100年以上の歴史を誇る世界的に有名なワイナリー。
ピエモンテ州のアスティ、クーネオ、アレッサンドリア地区に囲まれた小高い丘の上に位置し、ピエモンテの州の DOCG、DOC のほか IGT ワインやスパークリングワインを生産しています。
積極的な販売戦略により、モランドのワインはイタリアの国内にとどまらず世界中のワイン愛好家たちに親しまれてきました。
モランドは古くからの伝統を尊ぶ一方、最新技術を積極的に導入することで常に良質なワインを安定生産しています
ピエモンテ デッザーニ
Piemonte DEZZANI S.r.l.

1934年にピエモンテのコッコナート・ダスティに設立。現在は3代目。モンフェラート、ランゲ・ロエロに合計50ヘクタールのぶどう畑を持ち、品質マネジメントISO9001、環境マネジメントISO14001他の認証を取得するなど品質管理にも力を入れています。2014年6月、デッザーニのお膝元であるモンフェラート、ランゲ・ロエロ一帯における紀元前5世紀まで遡るワイン生産の文化・歴史や景観がユネスコの世界遺産に登録されました。
ポッジョ・リデンテ バルベーラ・ダスティ DOCG オーガニック
トスカーナ カステルノヴォ・タンクレディ
Toscana CASTELNUOVO TANCREDI

カステルノヴォ・タンクレディは、モンタルチーノにほど近いシエナとオルチャ渓谷の中間あたり、中世の時代にローマやエルサレムへの巡礼路として開かれた地にあります。なだらかな丘陵地帯が広がる素晴らしい景観と芸術の保存を目的に、2004年に世界文化遺産に登録されています。ここではオルチャ渓谷の素晴らしい自然に敬意を表して有機農法を用いた栽培法が採用されています(未認証)。
トスカーナ カンティネ・ベリーニ・ルフィナ
Toscana CANTINE BELLINI RUFINA FIRENZE

キャンティの銘醸地ルフィナを本拠地とする家族経営の会社。古くからの地主の家系で、20世紀中頃からワインの生産出荷を本格的に開始しました。ベリーニのワインは、自社所有のぶどう畑を含む、近隣のルフィナ産ぶどうの中でも選りすぐりのぶどうのみを使用。ワイン醸造とボトリングは、1930年建造の歴史ある建物を近代的設備に改修した創業当時からの場所で今も変わらず行われています。
ヴェネト チェーロ・エ・テーラ
Veneto CIELO e TERRA S.p.A

1908年、キャンポ・ヴァレーのカーサ・デフラで創業した現在4世代目のファミリー会社。3世代目の時代、8人の兄弟のうちの3人の尽力により、現在の所在地に近代的なワイナリーを建設し、現在の拡大路線の一途を築きました。4世代目の現在は、国内小売市場はもとより、輸出市場においてもその存在感を発揮しています。ちなみに、社名の『CIELO e TERRA』は、CIELO(天)とTERRA(地)を表しています。
トレンティーノ・アルト・アディジェ シェンク・イタリア
Trentino-Alto Adige SHENK ITALIA

1952年に設立されたイタリアワインの大手生産者であり輸出業者。フランスのアンリ・ド・ヴィラモン、スペインのムール・ヴィエドロと同じく、スイスに本部を擁するシェンク・グループの一員です。大手ならではのネットワークで、イタリア全土から選りすぐりのワインをヨーロッパ全域はもちろんのこと世界中に輸出しています。
Spain | スペイン
ウティエル・レケーナ ボデガス・ムールヴィエドロ
Utiel-Requena BODEGAS MURVIEDRO
ムールヴィエドロ社は、およそ1世紀ほど前にイベリア半島東部のレヴァンテの地で創業した長い歴史のある生産者です。
ムールヴィエドロの名前は、ウティエル・レケーナの地に張り巡らされた古い城壁を意味する”Muri Veteres”に由来し、非常に印象的なロゴは、ローマ神話のフォーン(ナルニア物語にも出てくる豊穣を司る神)とグラスの縁に残るワインの脚をモチーフに造られたものです。ムールヴィエドロは、1997年よりウティエル・レケーナの地に拠点を移しました。ウティエル・レケーナは、ワイン生産の歴史のみならず、スペインでも最も古い町として有名な場所です。ムールヴィエドロ社は、バレンシア、アリカンテ、ルエダ、さらには、リオハやリアス・バイシャス、カヴァなどの銘醸ワイン産地から高品質ワインを抜群のコスト・パフォーマンスでお届けします。
アリカンテ ボデガス・フランシスコ・ゴメス
Alicante BODEGAS FRANCISCO GOMEZ

ボデガス・フランシスコ・ゴメス社は、アリカンテに3,500ヘクタール以上の畑を持つ生産者です。この地で18世紀から受け継がれてきた農法に技術刷新を加え、常に伝統と改革の融合を図っています。フランシスコ・ゴメス社が最も重視しているのが、高品質へのこだわり、サステナビリティ(持続可能性)、そして自然環境保護への取り組みです。こうした考えのもと、有機製法を実践し、バレンシア州のオーガニック認証(CAE-CV)を受けています。
アリカンテ ボデガス・ボコパ
Alicante BODEGAS BOCOPA

ボコパ社は、1987年、バレンシア州のアリカンテで零細なワイン生産者を束ねる協同組合として発足しました。2000年には最新技術を駆使した生産設備と品質管理研究所、セラーが完成し、のべ4000ヘクタールにのぼる広大なぶどう畑から持ち込まれたぶどうを一貫醸造しています。ここで造られるワインの40%以上は、D.O. アリカンテ。その品質は国際的に高い評価を得ています。
カスティーリャ・イ・レオン アヴェリーノ・ヴェガス
Castilla y León AVELINO VEGAS

1950年に設立された家族経営のワイナリー。カスティーリャ・イ・レオンに本拠地をおき、白ワインをルエダ、赤をリベラ・デル・デゥエロ、ロゼをシガレスで生産しています。ワイナリーの総面積は1,100ヘクタール。ルエダの収穫では、ぶどうの自然なアロマと鮮度を保つため、ぶどうの収穫を夜に行うことで過度の酸化を防ぐなど、常に品質向上に向けた工夫が凝らされています。アヴェリーノ・ヴェガスでは、テロワールの違いに着目し、その土地の特性に合った醸造法が追及されています。
カタルーニャ ゴンザレス・ビアス
Catalonia GONZALEZ BYASS

ドライ・シェリー「ティオ・ペペ」で知られる名門・ゴンザレス・ビアス社がカタルーニャに設立したヴィラルナウ醸造所。先進的設備のもとでスパークリング専門の醸造職人が造るカヴァは、スペイン国内外で高い評価を得ています。3種類のぶどうを別々に発酵させた後に混醸・ボトリングし、さらに30ヶ月の瓶内二次発酵を経たカヴァは、しっかりとした泡立ちと引きしまったドライテイストが持ち味です。
ウティエル・レケーナ ボデガス・コヴィナス
Utiel-Requena BODEGAS COVINAS
数々のコンクール受賞歴ボディガス・コヴィナスは、1965年にウティエル・レケーナの有力生産者10社協同で設立され、現在では3,000もの生産者を擁するワイナリー。この地は標高600-900m、平均年間降水量は430mm、砂質と石灰質、粘土質が絶妙なコンビネーションをなす美しい台地です。伝統的栽培法で灌漑も行わないためぶどうの収量は全般的に少なめ。凝縮した完熟ぶどうだけを使って醸造しています。2007年にはスペイン農林水産省より品質基準における最高賞を受賞するとともに、そのワインは数々のコンクールで受賞を重ねています。
モンテ・マヨール・テンプラニーリョ モンテ・マヨール・マカベオ
カリニェナ コヴィンカ
COVINCA COMPANIA VITIVINICOLA

コヴィンカは1942年にロンガレスに設立された協同組合です。ロンガレスは、標高およそ531メーターの内陸性気候の街。この町では住民のほとんどがワイン生産に関わる仕事をしています。ぶどう畑は、年間を通じ管理・監督がなされており、厳しいマニュアルに基づいて収穫されたぶどうは、最先端設備のワイナリーでの醸造過程を経て、高品質のDOカリニェナになります。ワイナリーは、英国小売協会 (BRC) グローバルスタンダードと国際食品規格(International Food Standard:IFS)認証済みです。
Germany | ドイツ
ゲブリューダー・ステフェン
GEBRÜEDER STEFFEN

GEBRÜDER STEFFEN社は、ステフェン・シュミット家によって、1794年、モーゼルのトリッテンハイムに設立されました。現在の当主であるステフェン・ハンス氏と息子のステファン・ローマン氏まで、約200年以上もの古い歴史を有する生産者です。ぶどうの収穫はすべて手摘み。納得のいくぶどうが手に入らなければ出荷はしないという徹底したこだわりと、200年以上代々受け継がれたワイン造りの経験は、安定的な品質を保証してくれます。
Argentina | アルゼンチン
ドン・クリストバル
DON CRISTOBAL
メンドーサは、アルゼンチン中央西部に位置し、アルゼンチンにおけるワイン生産量全体の70~75%を誇る一大ワイン産地。
ドンクリストバル社はメンドーサのD.O. ルハン・デ・クージョ地区に200ヘクタールの自社畑を有し、自社でワイン生産からボトリングまでの一貫生産を行っています。このうちの120ヘクタールはLA NINA、LA PINCA、LA SANTA MARIAの3つの畑からなります。この3つの畑はいずれも標高 950m ~ 1,000mの高地にあります。年間平均気温は14℃。アンデス山脈から吹き降ろす乾いたゾンダ風、アンデスの冷たい雪解け水を張り巡らせた水路により農薬をほとんど用いず自然な状態で栽培されています。土壌、気候ともにぶどう栽培に理想的な条件が揃っており、この地のぶどうは恵まれた環境のもとで豊かでキレイな酸と複雑なアロマを蓄えていきます。ドン・クリストバルの醸造は伝統的醸造法に近代的な手法を融合したもの。収穫は昔ながらの手摘みで人の手で丁寧に選果する一方、醸造工程は細やかな温度管理が可能な最新の設備を導入して万全の衛生管理のもと行われています。ドン・クリストバルのワインは、赤は果実味と樽の絶妙なバランス、白は爽やかなアロマとフレッシュな酸と果実味が持ち味。
『ドンクリストバル 1492』の名前は、コロンブスが新大陸を発見した年にちなんで名づけられました。数百年の時を経て、いつの日か南米のメンドーサの地からワインでヨーロッパを征服(凱旋)したいという願いが込められています。
ドン・クリストバル 1492 シラーズ・バレル・セレクション
ドン・クリストバル 1492 バレルド・セレクション・マルベック
ドン・クリストバル 1492 ハンティング・シーズン マルベック・シラーズ
Chile | チリ
アレステイ
Vina Aresti

アレスティはヴィンセント・アレスティ氏により、1951年にクリコ・ヴァレーに設立されました。
65年間にも及ぶ経験と伝統に裏付けられた確かな醸造技術。最先端設備の採用、品質向上へ向けたたゆみない努力により、エレガントでバランスのとれたワインを安定生産しています。
アレスティはクリコ・ヴァレーの海側からアンデス山脈までの広大な大地をカバーするクリコ・ヴァレー唯一のワイナリー。ブドウ品種によっては、コルチャグア・ヴァレーやカサブランカ・ヴァレー、ビオビオ・ヴァレー等、その品種にさらに適した産地からもぶどうを調達することで常に最高品質のチリワインを追求しています。1,000ヘクタール以上の面積を誇る広大な自社畑からは、その土地のテロワールを忠実に表現した個性豊かなワインが生み出されています。その味わいの確かさは数々の国際コンクール受賞歴が物語っています。アレスティはサステナブル(持続可能)生産手法を採用しており、農薬・添加物を最小限に抑えた環境にも人にも優しいワイン。醸造におけるすべての工程は、最先端技術を用いて細かくモニターされています。ISO9001、ISO14.001、HACCP、BSCI等の国際品質基準にも認証済みです。アレスティは、こうした明確な醸造方針と高品質へあくなき探究心のもと、これからも常に成長と革新を遂げていきます。
アレスティ カベルネ・ソーヴィニヨン エステート・セレクション
アレスティ ソーヴィニヨン・ブラン レゼルバ スペシャル・リリース
Urguay | ウルグアイ
トラヴェルサ
TRAVERSA
トラヴェルサ社は、3世代に渡って引き継がれてきた家族経営のワイナリー。
1904年、初代のカルロス・ドミンゴ・トラヴェルサは両親とともにイタリアからウルグアイへ移住。トラヴェルサ少年は日雇い労働者としてブドウ園で働いて貯めたお金で、1937年、モンテビデオ郊外に念願の5ヘクタールほどの小さな畑を購入します。この時、手始めに黒ブドウの『イザベル』と白ブドウの『ミュスカデル』種を植樹したのがトラヴェルサ社の始まりです。1956年には、カルロスの3人の息子、ダンテ、ルイス、アルマンドらにより醸造所が設立されました。現在はカルロスの孫世代がトラヴェルサを世界規模のワイナリーとして発展させています。現在、トラヴェルサの自社畑は醸造所の周囲に180ヘクタールと、そこから20km離れたところに60ヘクタールあります。それ以外に自社管理のもとで委託栽培した良質のぶどうも購入しています。トラヴェルサのワイナリーは最大 1,000万キロものモスト(ぶどうを除梗・破砕したもの)を処理することが可能で、ウルグアイ最大規模の生産量を誇ります。2009年には、フランス製の収穫機をウルグアイで初めて導入し、収穫の効率化を図りました。ワインの醸造工程においても最新の技術を導入し、近代的な生産設備を完備しています。冷却バット、選別機、プレス機、冷却装置、醸造用タンクはステンレス、熟成用の樽にはアメリカンオークとフレンチオークを用いています。更なる品質の向上を目指し、常に最新の技術を積極的に取り入れています。全工程、国際規格 ISO9001:2000 を取得。
Australia | オーストラリア
ファーングローブ ワインズ
FERNGROVE WINES
1998年設立。ファーングローブ・ワイナリーのあるフランクランド・リバーは、西オーストラリア州の州都パースから南に360キロメートル、世界でも最も辺境のワイン産地のひとつに挙げられます。海岸線から内陸に90キロのこの地は、銘醸地マーガレット・リバーと同じく花崗岩や片麻岩から成る砂質壌土で、水はけ・水持ちに優れたブドウの栽培に適した土壌です。さらに南極方面からの冷涼なインド洋海流の影響を受けるため、オーストラリアのワイン産地の中でも最も冷涼な産地のひとつに数えられます。この地のブドウは他の温暖な産地に比べて長い時間をかけてゆっくりと生育することから、豊かな風味がたっぷりと蓄えられます。それゆえ、ワインは酸とミネラルが豊かな繊細で複雑なエレガント・スタイル。上品で繊細なニュアンスをお楽しみいただけます。